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「半田市議会建設産業委員会おでかけ委員会の様子 春扇楼末広にて」
 

 ■提言①  JR半田駅前地域をモデル地区としたまちづくりについて

建設産業委員会 中間報告  2014年9月30日半田市議会へ報告

 議長のお許しを頂きましたので、建設産業委員会が市議会閉会中の所管事務調査として取組んで参りました事項につきまして、一定の結論に至ったため、ご報告申し上げます。
 
 当委員会は、2年連続で全く同じテーマ、しかも同じメンバーで取り組むと言う半田市議会の慣例から見れば異例とも言える取組みとなっています。
テーマは昨年同様、「半田らしい街並みについて」とし、サブテーマを「JR半田駅前のにぎわいづくり」と定め、 JR半田駅前地域をモデル地区としたまちづくりを調査研究しているところです。
  
  当委員会の問題意識は、市役所や駅に近く利便性が高い地域でありながら、かつてのにぎわいが影を潜め、若い世代の定住者がなかなか増えず、商店数が減少し、歴史的な街並みが一つ一つ消えゆくJR半田駅前地域の状況であることは、承知のことと思います。
半田市のまちづくりは、「このままで良いのか、」「今、何とかしなければ、」「半田らしい街並み、風景が失われてしまうのではないか、」と言う思いがあり市議会として、何かやれることがあるのではないかと考えたのが出発点であります。

 昨年度は、建設産業委員会おでかけ委員会を3回開催しました。JR半田駅前地域の区長さんや商店街組合役員、地権者の方など委員会の出席者から概ね10項目に渡る貴重なご意見を戴く中、JR半田駅前地域の皆さまが、主体的にまちづくりに取り組んで頂けるとの強いご意向を伺い、また、若者と高齢者、商店主と住民が一緒になって取組み、自分たちなりのまちづくりのあり方について、2014年8月を目途にご提言頂ける、とのことでした。

 なお、昨年一年間の活動詳細につきましては、2014年5月15日市議会へ報告しました建設産業委員会の中間報告議事録を市議会ホームページにてご覧頂ければ幸いです。

 さて、今年度の建設産業委員会も、まちづくりは地域住民が主体的に取り組むことが本来の姿と考え、地域の皆さまのまちづくりをお手伝いする立場で取り組んでいます。

 第1回建設産業委員会おでかけ委員会は中組会所で行い、地域住民を主体としたまちづくりを考える場として「JR半田駅前地域まちづくり実行委員会」を設立しました。そしてJR半田駅前のイメージ図を基にJR半田駅前の拡大地図を広げ、地域住民の皆さまとどんなまちを目指すか、議論を進める事から始めました。

 昨年度3回開催をしました建設産業委員会おでかけ委員会の議論も踏まえ、過去にJR半田駅前地域が「クラシックタウン」を目指したように、和の香りによる統一的な景観を重視したまちづくりがしたい、大規模な開発ではなく、自分たちのやれる小さな改善を積み重ね、市民パワーで作るまちづくりをしたい、と言う地域住民代表の意向が明確になりました。

 そこで当委員会は、先進事例である滋賀県長浜市、岡山県倉敷市、広島県福山市を視察先に選び、JR半田駅前地域のまちづくりに役立つ手法を調査研究して参りました。
 
 滋賀県長浜市では、長浜まちづくり会社の吉井茂人先生より黒壁エリアを歩き、長浜商店街地区の30年前の写真と現在の街並みを比較しながら説明を受けました。
委員より半田市に活かせることとして、次のような調査結果と意見がありました。

① 中心市街地活性化基本計画に基づいた経済産業省の補助金を活用し、まちづくり会社を通して街並みづくり、空き家空き店舗を有効活用することに成功している。
② 市民自らの出資などの形で資金を出し合い、事業組織を多数立ち上げている。それぞれの事業分野で活動を展開しながら、重なり合いながら中心市街地の魅力を形成している。
③ 駐車場を市が購入し、まちづくり会社と賃貸借契約をする、自治会が所有者から借地して建物を修理して自治会館および賃貸施設として活用しているのは参考になる。
④ 長浜商店街地区の30年前の写真は現在のJR半田駅前地域の同様の雰囲気であった。半田市でも30年間必死で頑張れば、長浜商店街のような街並みに少しは近づけることが分かり、自信がついた。

 岡山県倉敷市では、タウンマネージャーでもある建築士の楢村徹先生より、美観地区を歩きながらの街並み、建築物に関する説明がありました。
委員より半田市に活かせることとして、次のような調査結果や意見がありました。

① 建築物として良いものを作る、そのためには地元のことを熟知する建築の専門家が必要である。
② 中心市街地活性化基本計画は絵に描いた餅と同じだ。小さくても一つ一つの事業を行う。集客できる魅力ある店を一店舗ずつ作り続けることが基本、店舗設計の専門家が必要。
③ リフォーム後の建物のテナントには、今後、10年、20年と頑張れる40代の人材を入れるべき。
④ 歩いて楽しめるまちづくり実現のため、路地のネットワークを作るべき
⑤ 熱い思いと活動力のある地元住民が必要不可欠である。

 また倉敷市役所まちづくり課より中心市街地活性化基本計画の説明を受けました。
 委員より半田市に活かせることとして、次のような調査結果や意見がありました。

① 中心市街地活性化においては商工会議所を中心に進め、民間資本と民間活力を利用している。
② これまでに美観地区の景観形成の助成金として約16億円使ったと言うことだが思ったより少ない金額である。
③ 美観地区の電線地中化は大きな効果があった。

 広島県福山市では、福山市役所商工課と本通商店街の商店主よりコミュニティデザインをてがけるスタジオL山崎亮さんとの市民活動活性化策についての経験を伺いました。
委員より半田市に活かせることとして、次のような調査結果と意見がありました。

① 商業機能による集客力だけでは、中心市街地活性化が難しい現状である。お客様だけではない、そこに住む人との関わりなど市民が集まり考え実行している仕組みは有効である。
② 楽しさ、面白いことがしたいね、などやりたい、やる気がある人を公募する。
③ 官民それぞれに熱い思いの担当者がいて、楽しく進んでいくことが大きなポイント。市の補助金は使っていない

 これら視察の成果は、建設産業委員会おでかけ委員会の場で地域住民の皆さまへ情報提供をしました。

 この他、JR半田駅前地域のまちづくりをテーマとして、議員勉強会を2回開催しました。第1回目は、長浜まちづくり会社吉井茂人先生、第2回目は倉敷の楢村設計事務所の楢村徹先生を講師としてお招きしました。
 この両名を講師とした趣旨は、建設産業委員会としてのまちづくりの取組み状況を他の市議会議員にもご理解を頂きたい、と言うことと、地域住民の皆さまにも傍聴を頂き、考え方の共有を図りたい、と言うことでした。さらに両先生方には、実際に半田市の中心市街地をご覧下さった上での貴重なアドバイスも頂きました。一点突破でまず春扇楼末広で成功事例を作るべきだ、と言う考えはその一つであります。

 そして、第2回目の建設産業委員会おでかけ委員会では、地域住民代表による論点整理として、
① 街並み形成、②土地、空き店舗の活用、③来街者対応、④高齢者、⑤子育て、⑥教育
と言う6つの具体的なテーマが提案されました。
そしてまずは、①街並み形成、②土地、空き店舗の活用、③来街者対応の3点について、具体策を作ることとなり第2回、第3回建設産業委員会おでかけ委員会では、3つの具体策を3チームに分かれてまちづくりの検討を進めました。

 また建設産業委員会では築100年を超える春扇楼末広の見学会も行い、地域資源の調査も進めました。

 この間、JR半田駅前地域をモデル地区としたまちづくりについての建設産業委員会を市議会にて8回開催し、どうすれば地域住民が主体となったまちづくりを具体的にサポートできるか議論をし、市当局にも意見を求めて参りました。

 そして第4回建設産業委員会おでかけ委員会において、地域住民手作りのまちづくり提言『今後10年でがんばる半田の顔づくり』がJR半田駅前地域まちづくり実行委員会提言として提出されました。

 そこで、JR半田駅前地域まちづくり実行委員会の提言をまずはここでご披露させて頂きます。

『今後10年でがんばる半田の顔づくり』

【1】 「和のイメージで賑わいあふれる安全なまち並みを形成」

① 景観を和の香りで統一する。
② 景観協定締結や伝統的建造物保存補助金の拡充
③ 建物外観の素材、色調、高さ等をルール化
④ 電線地中化の促進と石畳のある歩道
⑤ 楽しく歩いて回遊できる魅力的なまち並みづくり
⑥ 空き店舗・空き地の有効活用と充実した支援策
⑦ 友人知人にも自慢できる「落ち着いた半田の顔づくり」、「女性目線を活かしたまちづくり」
⑧ イベント開催が可能な広場(空間)の確保。
⑨ 路地等で「飲み屋横丁」を設置
⑩ 生活上の利便性を向上させ定住者を増やす
⑪ 「まちの駅」等にて日用品・食料品を販売
⑫ 賑わいの創出・安全なまちを実現

【2】「このまち特有の資源・資産・文化的背景を活かす」

① 春扇楼末廣をまちのシンボルとして活用
② 民間事業者が物件を取得し、有意義な利用促進を図る
③ さらに地区内の他の木造空店舗の再活用を図る
④ 「和の香り(Japanese Taste)」を意識し、
⑤ 新川通りに柳を植栽し水路復活させる
⑥ 山車会館・土産品店・駄菓子店などを配置
⑦ 半田鉄道資料館をまちなかへ移転

【3】「来街者の満足度を高める対応」
① 来街機会の増加と滞在時間を延ばす魅力づくり
② 気軽に利用できる飲食店(ランチ・カフェ等)を増やす
③ 駐車場の確保、JR半田駅北等を活用
④ 地区内にある企業博物館への来館者を取り込む、統一感あるまち並みと連続性ある商店・飲食店
⑤ パティオでのイベント等の開催

「推進上の課題と推進体制」について
   
① まちづくり推進機関へ半田市からの十分な補助金および支援が必要不可欠である。
② 本実行委員会、市民活動団体との緊密な連携を要する。
③ 必要に応じ、専門家による的確な指導および助言を活かす。
④ 推進役(リーダー)の育成とバックアップ
⑤ これまでに様々な中心市街地活性化策を実行し、高い認知度および信用力を有する(株)タウンマネージメント半田(TMH)を軸に推進していくことが望ましい。

以上がJR半田駅前地域まちづくり実行委員会による提言であります。

なお、残り3つのテーマである高齢者、子育て支援、教育については、今後引き続き検討することとし女性目線の取組みも進めていくことになっております。

 そこで建設産業委員会は、二年間にわたる委員会の考えをまとめ、またJR半田駅前地域まちづくり実行委員会提言を参考にし、市長に対し、早急に取り組むべき事項を提言として申し上げます。

① JR半田駅前地域まちづくり実行委員会の「今後10年でがんばる半田の顔づくり」提言は、地域住民が主体となって作りあげたものである。この提言実現へ向けて具体的な支援策を講じること。
② 一点突破による事例を作ることがまちづくりの成功につながることを学んだ。まちづくりのシンボルとして春扇楼末廣を活用すべきである。
③  地域住民が、主体的にまちづくりを取組むことが出来るような組織体制を整備する必要がある。
④ これらのことを調査研究するための費用を予算化する必要がある。

 以上提言申し上げますが、今月、9月3日に発足した第二次安倍改造内閣は、地方創生大臣が設置されたことは、ご承知のことと思います。石破大臣は、就任会見で安倍総理大臣からの指示事項として6点述べられましたが、その内2点は、地方分権の推進と総合的な地域活性化策の実施を行うとのことでした。まさに当委員会は、安倍内閣が取り組む地方創生を現場で取り組んでいると言うことであります。

当局におかれましては、本委員会の提言の実現に努めて頂きますようにお願い申し上げ、中間報告とします。